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BtoB営業の現場では今、営業代行を単なる外注ではなく、営業組織を変革する手段として捉える企業が増えています。
採用難の長期化、購買行動のオンライン化、マーケティング施策の高度化といった環境変化により、営業組織はこれまで以上に「設計」と「仕組み」で成果が左右される時代に入りました。こうした状況のなかで営業代行を導入する企業の多くが、営業活動の効率化だけでなく、営業組織の構造そのものが変化していく過程を経験しています。
例えば、営業プロセスが可視化されて属人化が薄まり、営業ノウハウが組織の資産として蓄積されるようになったり、営業マネジメントが経験や勘ではなくデータに基づいて行われるようになったりするケースが増えています。
本記事では「営業代行」「営業組織」を軸に、2026年の営業トレンドを踏まえながら、導入後に起きるリアルな組織変化と、組織改革につなげるための考え方を整理します。営業代行の導入を検討している経営者や営業責任者の方は、ぜひ参考にしてください。

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2026年現在の営業組織を取り巻く環境変化

近年、「営業組織の変革」、「営業の外注」というテーマはBtoB企業の経営課題として語られる機会が増えています。特に2026年現在は、営業人材不足やデジタル化の進展により、営業組織の設計そのものを見直す企業が増えています。
こうした背景から、営業代行を単なる外注ではなく、営業組織の変化を促す手段として導入するケースが増えているのです。
参考:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx.html
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3674
●営業活動は「個人技」から「組織設計」へ移行している
BtoB営業の世界では、営業活動の分業化が急速に進んでいます。以前は一人の営業担当者が、リード獲得から商談、提案、クロージングまでを担うスタイルが主流でしたが、現在はマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスといった役割分担が一般化しつつあります。
顧客は営業に会う前に情報収集を進めるため、接点の設計や役割分担の良し悪しが成果を左右しやすくなっています。
●営業人材不足が「外部活用」を前提にさせている
採用難と育成コストの上昇により、営業人数を増やして売上を伸ばす戦略は取りづらくなりました。結果として、必要な機能を社内で完結させるのではなく、外部リソースと組み合わせて営業組織を設計する動きが強まっています。営業代行はその中で、営業機能の一部を柔軟に補完できる存在として位置づけられています。
●売れる組織は、改善が回る仕組みを持っている
2026年のトレンドとして重要なのは、勝ちパターンを作るだけでなく、仮説検証を回し続けられることです。市場の変化が早いほど、営業は単発の成功よりも改善の継続性が価値になります。営業代行が組織に入ることで、活動ログが蓄積され、改善の材料が揃いやすくなる点は見逃せません。
営業代行導入前にありがちな営業組織の課題

営業活動の属人化を解消するという観点で営業組織を見直すと、多くの企業が同じような構造的課題を抱えていることがわかります。営業成果が特定の担当者に依存していたり、営業プロセスが言語化されていなかったりする状態では、組織として安定した成長を実現することは難しくなります。
●トップ営業依存が続き、再現性が組織に残らない
一部のエースが売上の多くを作っている状態は、一見すると好調に見えます。しかし勝ちパターンが言語化されていないと、新人が育たず、退職や異動のタイミングで数字が崩れます。属人化は「売れている間は見えづらい」ため、問題が表面化したときに手遅れになりやすいのが特徴です。
●マネージャーがプレイヤー化し、改善に手が回らない
営業人数が不足している組織ほど、マネージャーが案件対応に張り付いてしまい、戦略設計や育成、プロセス改善に時間を割けなくなります。その結果、場当たり的な施策が増え、同じ壁にぶつかり続ける状態になりがちです。
●リードは取れるのに商談が増えない「入口詰まり」が起きる
展示会や資料DLなどでリードは増えているのに、初期接触や追客の体制が弱く、商談化に至らないケースも多くあります。リードの質の問題に見えて、実は「追い切る仕組み」の不足が原因になっていることが少なくありません。
営業代行導入後に起きる営業組織の主な変化

営業代行を導入すると、単に営業リソースが増えるだけではなく、営業組織の構造そのものが変わるケースが多く見られます。特に営業活動の可視化や営業プロセスの整理が進み、これまで感覚的に行われていた営業活動がデータベース化されていきます。
●営業活動がログ化され、改善が事実ベースになる
架電数、接続率、反応の良い業界、断り理由といった情報が積み上がると、改善の議論が具体化します。営業組織が頑張りではなく、どこを直すかで動けるようになる点は、導入後の大きな変化です。
●営業工程が分解され、役割分担が明確になる
営業代行を組み込む以上、どの工程を誰が担うかを決める必要があります。結果として、初期接触やアポ獲得などの上流工程と、提案・クロージングなどの下流工程の境界が明確になり、分業が進みます。
●KPIが整い、マネジメントが設計型に近づく
架電数などの活動指標だけでなく、商談化率や受注率まで含めて指標が整うと、改善の打ち手が変わります。結果として、マネジメントが感覚から設計へ、属人的判断から再現性へ寄っていきます。
※営業代行会社の失敗しない選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
分業と仕組み化が進む営業組織の進化パターン

営業代行を導入した企業では分業や仕組み化が進み、営業組織の役割分担が明確になる傾向があります。従来は一人の営業担当がすべての工程を担っていた営業活動が機能分解され、組織全体の生産性が向上します。
●初期接触を外部化すると、商談の質が上がりやすい
初期接触は量をこなす必要がある一方、社内では後回しになりがちです。ここを営業代行が担うことで、商談の母数が増えるだけでなく、自社営業は提案とクロージングに集中でき、受注の確度が上がるケースが出てきます。
●「内製+外注」のハイブリッド型営業組織が定着する
外注を恒久的に使うかどうかは別として、一定期間は外部の力を借りて営業機能を立ち上げ、勝ち筋を作り、内製へ寄せていく運用は現場で増えています。営業代行を仕組みづくりの加速装置として使う発想です。
●新規市場の検証が速くなり、意思決定の精度が上がる
ターゲットや訴求軸が固まりきっていない段階でも、外部リソースで検証を回せると、学習スピードが上がります。結果として投資判断が早まり、営業組織が市場変化に対応しやすくなります。
属人化が解消される組織とされない組織の違い

営業代行を導入しても、組織改革につながる企業と単なる外注で終わる企業に分かれることがあります。この違いの多くは、営業代行をどのような役割として組織に組み込むかという設計の差にあります。
●丸投げは、改善の材料が揃わず成果が安定しない
ターゲット企業の定義や顧客課題、商談化の基準が共有されないまま活動しても、精度は上がりません。結果としてアポの質が安定せず、社内の不満が溜まり、外注が続かない状態になりやすいです。
●共同運用は、勝ちパターンが組織に残りやすい
顧客の反応や失注理由を共有し、スクリプトや訴求を更新する運用があると、営業活動は「実行」から「学習」へ変わります。ここまで来ると営業代行は、単なる作業ではなく営業R&Dとして機能し、属人化の解消に寄与します。
●「社内に残すもの」を決めると、内製化が現実になる
外注と内製の線引きが曖昧だと、ノウハウは外に残り続けます。逆に、商談基準やターゲットの定義、訴求の設計など残すべき機能を決めることで、社内に学習が蓄積され、内製化が進めやすくなります。
営業代行導入で変わるマネジメントの役割

営業代行を活用すると、マネジメントに変化が起き、営業責任者の役割も変わります。従来はプレイヤーとして案件を追いかけていたマネージャーが、営業プロセスの設計やKPI管理といった「営業組織を動かす役割」にシフトするケースが多く見られます。
●プレイヤーから設計者へ、役割が変わる
初期接触などの稼働を外部が担うことで、マネージャーは案件対応から一歩引き、営業プロセスの改善や育成に時間を使えるようになります。短期的な数字だけでなく、中長期的に強い組織づくりに投資しやすくなります。
●数字で語れるようになり、改善会議の質が上がる
接続率や商談化率の変化を追えると、改善の議論が「やる気」ではなく「原因と仮説」になります。営業組織にありがちな属人的な評価が減り、全員が同じ前提で改善を進めやすくなります。
●役割分担が明確になり、育成が回りやすくなる
営業の工程が分解されると、育成も設計できます。新人にいきなりクロージングを任せるのではなく、まずは初期接触の改善から学ばせるなど、段階的な成長設計が可能になります。
営業代行を組織改革につなげるためのチェックリスト

営業代行の導入を単なる外注で終わらせず、組織の変化につなげるためには、準備と運用の両方が重要です。特にターゲットが明確で、商談化基準が共有され、活動ログが社内に残り、定期的に改善が回る状態が作れているほど、営業代行は組織改革の推進力として機能します。
チェック項目
- □ ターゲット企業(業種・規模・役職など)が明確に定義されている
- □ 顧客が抱える課題や訴求ポイントを仮説として言語化できている
- □ 商談化の基準(どの状態を商談とするか)が社内で共有されている
- □ 架電数や接続率だけでなく、商談化率や受注率まで指標がつながっている
- □ 営業活動のログや顧客反応が社内に蓄積される仕組みがある
- □ 営業代行と自社営業の役割分担が明確になっている
- □ 定期的な改善ミーティングが実施されている
- □ 数字だけでなく、顧客の反応や断り理由など現場情報も共有されている
- □ 営業活動の結果をもとに、ターゲットや訴求を改善できる体制がある
- □ 将来的に営業ノウハウを社内に蓄積することを意識している
●判定の目安
✔8〜10項目当てはまる
営業代行を単なる外注ではなく、営業組織の進化につなげられる可能性が高い状態です。活動ログや改善サイクルが回りやすく、営業活動の仕組み化が進みやすいでしょう。
✔5〜7項目当てはまる
営業代行を活用する土台は整いつつありますが、一部に改善の余地があります。特に役割分担やKPI設計を明確にすることで、営業代行の効果をより高めることができます。
✔2〜4項目当てはまる
営業代行を導入しても、期待した成果が出にくい可能性があります。まずはターゲット設計や商談基準の整理など、営業活動の基本設計を見直すことが重要です。
✔0〜1項目当てはまる
現時点では営業代行を組織改革につなげる準備が十分とは言えません。自社の営業課題を整理し、営業プロセスを言語化するところから始めるとよいでしょう。
営業代行で成果を出した企業様の事例

【株式会社アソシエーションオフィス様】決裁者アポ重視で商談創出を加速した事例
課題:
商談まで進めば高い成約率が見込める一方で、商談前のリード獲得が伸び悩んでいました。特に「AI×自動化プロダクト」は理解難易度が高く、関心度の高い経営層・決裁者との接点創出に苦戦。開発中心の体制で社内リソースも限られ、問い合わせフォーム中心の営業に留まっていた点がボトルネックでした。
対策:
セカツクの成果報酬型営業代行「キーマンリーチ」を導入し、単なるテレアポではなく「商談につながる決裁者アポ」に焦点を当てたアプローチへ転換しました。過去の支援で課題だった“決裁者につながらないアポ”を避けるため、確度の高い相手に狙いを定め、営業部門の一員のように伴走する運用で進行しました。
成果:
導入後は、商談のスピードと質が大きく改善しました。初回から決裁権者と商談できるケースが増え、リードタイムを短縮しながら質の高い商談を創出。商談時点で相手の理解度が高く、社内は商談以降に集中できる状態が整いました。
成功のポイント:
成功要因は、アポ数の量産ではなく「商談を前提にした設計」と「寄り添い型の伴走」にありました。相手の温度感や課題感を踏まえて接続し、検討可能性の高い企業を選別できたことで、アポイント精度が向上。単なるアウトソーサーではなく“社内営業チームの一員”として機能した点が成果に直結しました。
詳細:https://sekatsuku.jp/casestudy/sales/3245/
【Sharely株式会社様】営業体制を補強し新規開拓の機会を拡大した事例
課題:
サービスの認知拡大と新規顧客開拓を進めたいという課題がありました。しかし営業リソースが限られており、新規開拓のためのアプローチを継続的に行う体制が整っておらず、営業担当者は既存業務にも多くの時間を割いていたため、安定したリード創出の仕組みづくりが必要とされていました。
対策:
「キーマンリーチ」を導入後、ターゲット企業の整理やアプローチ方針を設計し、商談につながる企業へのアプローチを実施。社内営業チームと連携しながら、新規顧客との接点を継続的に創出する営業活動を進めました。
成果:
導入後は新規顧客との接点が増え、安定した商談機会の創出につながりました。営業担当者は初期接触の業務負担が軽減され、提案や商談対応といったコア業務に集中できる環境が整い、営業活動全体の効率が大幅に向上。新規開拓の機会を拡大することができました。
成功のポイント:
営業代行を単なる外注ではなく営業体制を補完するパートナーとして活用した点です。ターゲット企業や顧客課題を共有しながらアプローチを進めることで、精度の高いリード創出を実現しました。営業活動の役割分担が明確になり、組織として継続的に新規開拓を行える体制も整った事例です。
詳細:https://sekatsuku.jp/casestudy/sales/3597/
FAQ(よくある質問)

Q1.営業代行にはどこまで業務を任せることができますか?
A:営業代行では、リードリスト作成やテレアポ、インサイドセールスなどの新規開拓活動を中心に任せるケースが一般的です。
企業によっては、商談設定までを外部に任せ、その後の提案やクロージングを自社営業が担当する役割分担を採用しています。自社の営業体制や目的に応じて、任せる範囲を柔軟に設計することが重要です。
Q2.営業代行を導入すると自社営業は不要になりますか?
A:営業代行は自社営業を置き換えるものではなく、営業活動を補完する存在として活用されることが多いです。
新規接点の創出や初期アプローチを外部に任せることで、自社営業は商談や提案といった重要なフェーズに集中できます。役割分担を明確にすることで、営業組織全体の生産性を高めることができます。
Q3.営業代行を導入する企業はどのような会社が多いですか?
A:新規顧客開拓を強化したい企業や、営業リソースが不足している企業が営業代行を導入するケースが多く見られます。
また、新規事業の立ち上げや新しい市場へのアプローチなど、営業体制を短期間で立ち上げたい企業にも適しています。社内リソースを補完しながら営業活動を拡張できる点がメリットです。
Q4.営業代行の成果はどのように評価すればよいですか?
A:営業代行の評価では、アポイント数だけでなく商談化率や受注率など、最終成果につながる指標を見ることが重要です。活動ログや顧客反応を共有しながら改善を進めることで、営業活動の精度を高めることができます。
自社営業との連携体制を整えることで、より高い成果が期待できます。
Q5.将来的に営業を内製化することは可能ですか?
A:営業代行を活用しながら、将来的に営業体制を内製化する企業も少なくありません。外部の営業活動を通じて得られたデータやノウハウを社内に蓄積することで、自社営業組織の強化につなげることができます。
営業代行を“仕組みづくりのパートナー”として活用することで、段階的な内製化も実現しやすくなります。
まとめ

営業代行は単なる外注ではなく、分業と仕組み化を進めて営業組織を強くする“投資”です。導入後は、活動ログの蓄積によって改善が事実ベースで回り、属人化の解消やマネジメントの設計化が進みます。成果を出す鍵は、丸投げではなく「任せる領域」と「社内に残す領域」を最初に定義することです。
株式会社セカツクの「キーマンリーチ」では、成果報酬型と固定費型のメリットを組み合わせたハイブリッド型の料金体系を採用しており、迅速かつ柔軟な対応力を評価いただいております。
また、
・500以上の支援経験により培ったインサイドセールスメソッド
・受注をゴールに定めたリスト作成
・自社独自システムを活用した稼働報告およびスケジュール管理
・最短1か月からご利用できるリスクを抑えたプラン構築
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参考:https://stock-sun.com/column/performance-reward/
この記事を書いた人

株式会社セカツク 代表取締役 若井田 徹
2013年よりBtoBマーケティングに従事。営業代行大手のアズ株式会社にて取締役を歴任し、累計500以上のプロジェクト、350社以上の営業支援を牽引。2020年に株式会社セカツクを創業。インサイドセールス代行・展示会リード獲得の中でも、「展示会×アウトバウンド」に強みを持ち、通算1,000社以上の商談創出を支援しているBtoB営業・マーケティングの専門家。




