今回はセカツクの顔である若井田代表にインタビューしました♪ 実は弊社には、若井田代表の人柄に惹かれて入ってきた従業員が沢山いるんです。 そんな代表が今に至るまで、何を考えてどう生きてきたのかお話していただきました!

本日はよろしくお願いいたします。まず、これまでの経歴を教えてください。

若井田徹です。東京出身で、父が電気工事会社を経営しており、母が公務員です。

父は経営者なので、仕事の状況によってずっと家にいる時もあれば、めちゃくちゃ忙しくて家にいない時もありましたね。そんな環境の中で育ってきました。

大卒なんですが、20歳になるまではただバイトして遊んで過ごしていたんですよ(笑)20歳になってから自分の人生を見つめ直して、そこから努力をして人生を変えてきました。きっかけは資格の取得です

ファイナンシャルプランナーっていう国家資格があって、3級と2級を取ったときに、勉強する楽しさに気づいてですね。初めて能動的に勉強をして成果を出して、すごく楽しいなって思えたんです。

それを皮切りに英語を勉強したり、あとは、その当時起業したいって目標があったので、起業塾に入ってマーケティングの勉強をしてみたりしました。

なぜ起業したいと思ったのですか?

起業したいと思ったのは、18歳の時。僕の周りは社会人になってる人が比較的多かったんですよね。高校に進学してすぐ辞めちゃうみたいな人もいて。そういう人たちって結構バイタリティがあって、自分ですぐ起業するんですよ。

あとはやっぱり当時の周りの社会人の友人の影響も大きいですね。17歳で就職してる人とかもいて。僕も学校に行きながらアルバイトをして、自分なりに頑張ってたんですけど、社会に出てる人の方が羨ましく見えたんですよ。

そういう人たちと話してて、今でいうマウントを取られることがあって(笑)自分は勉強もアルバイトも頑張っているのに、「先に社会に出てるってだけでなぜ偉そうなんだ」という負の気持ちが最初のキッカケで、「起業して社会で活躍していきたい」という気持ちが芽生えました(笑)

そこから大学進学をして、就職活動をした結果、アズ株式会社というベンチャー企業へ新卒で入社させていただいきました。

で、新卒一年目から非常に前向きに仕事を頑張っていましたし、ベンチャー企業ということもあり、いろいろ任せていただいたんですよね。

二年目からは出向で全然違う会社にいて。そこで一年間活動したあと、アズに戻ってきて二カ月で取締役に抜擢頂きました。そこから四年間取締役をやって、29歳でセカツクを立ち上げました。そんな経歴ですね。

セカツクの事業内容を教えてください。

セカツクはBtoBに特化した営業支援の会社です。特にコールセンターのリソースを活用したアウトバウンド(※1)、新規のリード(※2)獲得、商談の設定に強みを持っています。

メイン事業は二つあって、一つはいわゆるインサイドセールス(※3)を活用した商談の設定代行ですね。二つ目は、展示会内にBtoBのマーケティング知識があるメンバーを派遣して、代わりにリードを取るというものです。その他にも、訪問営業の代行や、商談の代行、そういったところも含めてソリューション(※4)を提供しています。

セカツクを立ち上げようと思ったのはなぜですか?

もともと起業をしたいっていう思いが社会人一年目からあったっていうのが大きいんですけど。それ以外にも、大きくて影響力のある会社を作っていきたいって気持ちがすごく強くて。

前職も素晴らしい会社だったんですが、どちらかというと、規模や影響力を大きくしていこうという方針ではなく、効率良く今の仕事をやっていこうっていうスタイルだったんです。

僕は限界まで挑戦をして、自分たちの最大値を知りたかった。だから「一緒に業界ナンバーワンになりたい」「大きな会社を創りたい」と共感をしてくれるメンバーと仕事をやっていきたいと思い、セカツクを立ち上げました。

確かにセカツクでは色々な事業に挑戦していますよね。

そうですね。ビジネスの世界に食らいついていきたいです。色々な事業をやっていきたいですし、もっと経済的に与えられる影響も大きくしていきたいですね。何十億何百億、何千億とか。

セカツクの経営理念/ビジョン/ミッションが生まれた背景を教えてください。

僕は元々そんなに自己肯定感が高かったわけではなかったんです。でも、あるタイミングで自分自身を変えたいと思って、自分自身を変革しました。

その時に周りを見渡してみたら、前の僕と同じように、自分の可能性をあまり信じていない人が多いなって気づいたんですよね。

ソフトバンクの孫正義さんやユニクロの柳井さんとかはすごい才能を持っているんでしょうけど。でも、普通の人も磨けば非常に大きなことができるんじゃないかなって。

なので、セカツクに入って、自分の可能性に気づいて、可能性に期待をして、正しく行動することでやりたいことを実現してほしいなって。だから経営理念を【自らの可能性に気づき、期待し、実現する】にしています。

ビジョンについても同じで、我々は変化や挑戦を大切にしていきたいなって思っていて。【変わりたい人が、変わり続けられる会社で在る】にしてます。

変わり続けて会社を辞めちゃう人って、自分の成長スピードと会社が分岐するからだと僕は考えているんですよね。なのでそうならないように、会社自体も色々な挑戦をして、変化し続ける人がずっと楽しめるようなエキサイティングな職場にしていきたいなって強く思っています。

ミッションの【日本を代表する法人営業支援会社を創る】については、どうせやるんだったら一番をとりたいっていうシンプルな理由です。自分たちで一番を狙って、それを変化した証明にしたい。

これまでの話から、負けず嫌いな印象を受けたのですがどうですか?

そうですね。やるなら勝ちたい。一番を狙いたいですね。

僕は狭い範囲で一番は取ったことあるんですけど、日本とか世界とか、広い範囲で一番を取ったことがないんです。どうせやるんだったら、大きな枠で一番をとりたい。

セカツクの目指す姿を教えてください

大きな枠でいうと、経営理念やミッションにあるように、変わりたい人や挑戦する人を応援していける会社でありたい。あとは、セカツクを起点に、営業代行以外の色々なビジネスをやれたら面白いと思います。

サイバーエージェントさんとかもそうじゃないですか。彼らを起点にアベマTVなどの色々な事業が生まれていますよね。セカツクもそうなりたい。

「セカツク」という社名は、「セカイをツクル」の略で、僕と関わっている人たちが世界を創る土台になってほしいという思いからきています。なのでその人たちがやりたいことを実現したい。セカツクに、人・物・金が全部あれば、それを投資して夢の実現を手伝えると思うので。一人でやるよりも、法人の力を借りればできることも増えると思うんです。

これからセカツクでやろうと思ってることはありますか?

直近で一つ大きな事業の展開を予定しています。

今はセールス領域(※5)のBPO(※6)の事業をやっているんですけど、これと併せて営業のリード(※7)管理ができるような自社クラウドツールの開発に着手しています。いわゆるBPaaS(※8)ですね。

セカツクではBPO事業として業務代行をやっているのですが、それにITを導入します。色々な会社の営業支援だけでなく、うち自身のサービスを作って、うち自身のサービスを営業していきます。色々な商材を扱っている我々だからこそ、良いツールができるはずだと思ってます。

新社会人になった頃から今まで、若井田さん自身は変わったことはありますか?

大人になった気がしますね。現実的になりました。大分。いい意味でも悪い意味でも(笑)

最初の頃はお金しか頭になかったですね。アズに入社して「いくら欲しいの?」って聞かれたとき「1億です」って答えました(笑)

あの頃はなにも考えずに1億って言っていて(笑)兎に角社会にでて、活躍したい!と強い想いを持っていました。

あとは……根幹はあんまり変わってないと思うんです。やっぱり勉強するのは好きですし、基本的にはポジティブですし。

でも、人との関わりはより深くなった気がしますね。なぜかというと、セカツクの社員は全員僕が面接して、僕が来てほしい人を採用しているから。前の会社の時は、先輩方もいらっしゃいましたし、自分以外が採用した社員の方もいらっしゃたので。全然違います。

前に比べたら責任も大分変わってます。以前は雇用される側だったのが、雇用する側になってますから。セカツクの従業員は全部で50~60人。結構な数じゃないですか。50~60人分の給与を払っていかなきゃいけないですし。

セカツク4期目は振り返ってみてどうでしたか?

引き続き事業は順調に伸びたかなって感じですね。売上は200%はいかなかったんですけど、堅調に伸びました。

その中でも、展示会事業は非常に伸びましたね。上場企業とのアライアンス(※9)が決まって、そこからプロジェクトが増えましたし。

あとは、新卒一期生が入ったことですかね。

私、少し前まで新卒一期生の林さんはベテラン社員さんだと勘違いしてました(笑)貫禄があるし、重要な仕事を仕切っているので。

そうですね(笑)

彼は元々経営者になりたいと言って入って来たんですよ。そういう意味では良い一年だったと思います。採用活動を僕と一緒にやっていたので、必然的に過ごす時間がめちゃくちゃ長くなってますからね。一緒に食事に行ったり、飲みに行ったりとかして。

セカツク5期目の目標はありますか?

5期目は前期よりも160%の成長を目指しています。もう一つは、自社のプロダクトが完成するはずなので、それを完成させてサービス開始までもっていきたいです。

自社プロダクトのエンジニアもまだ募集されていますよね。

そうですね。一切入ってこないんですけど(笑)

エンジニアの採用を強化していきたいです。

我々は営業の会社なので、採用した際の研修はプロのエンジニアの方を呼んで外部にお任せします。気になったら是非応募してください。

若井田さんから見たセカツク社員の印象を教えてください

ひとりひとり話すとすごく長くなってしまうので全体的に言います(笑)

みんなすごく誠実で、ユニーク。全員特性や得意不得意が違うので面白いです。あとは、分かりやすく変化していく方が多いので、それが非常に嬉しいですね。

例えば林とかも、最初の三カ月は「大丈夫か」みたいな感じだったんですけど(笑)今はちゃんと自分のチームのリーダーとして、十数人のマネジメントをしてますし。

恩田さんも最初に入って来た時よりも業務範囲がめちゃくちゃ増えていて。全領域で力を発揮してくれてます。

恩田さん、いずれは動画事業だけやりたいっておっしゃってましたよ(笑)

知ってます。恩田さんのインタビュー記事見ましたから(笑)

動画事業もセカツクの今後に関わってくると思います!やっぱり皆さん個性豊かで面白い(笑)

僕は今が一番楽しいです。みんなの顔と名前とバックグラウンドが分かっている状態で一緒に働けているので。

セカツクは入社年数や立場関係なく、皆さんはっきりと意見を出しあってますよね。

そうですね。セカツクはそういうのがちゃんと文化としてあると思います。社内情勢の気苦労がないというか。

他のベンチャー企業とセカツクの違う所はありますか?

自分で言うのもちょっと気持ち悪いんですけど(笑)

他と比べて堅いとは思います。会社を努力でゼロから段階を踏んで作ってきていますから。原価計算とか、管理会計とかしっかりしているので、急に潰れることはないです。もちろんどんどん挑戦もします。

あとは、色々なポジションが空いているところです。営業部だったら泉さん、管理部だったら恩田さんといったように、入社年数や立場関係なく色んなポジションに人が入ります。

他のベンチャーって優秀な創業メンバーが何人かで立ち上げて、重要なポジションにいるじゃないですか。

もちろん自頭が良いのはすごいと思うんですけど。僕は人生を作っていく過程を重視していて。

過去の悪い部分を評価せず、実力をちゃんとつけて能力を開花させた人を引き上げていきたいなと思っています。

セカツクの求める人物像を教えてください。

良い意味でも悪い意味でも、自分主体の人がいいですね。昔の僕みたいな人をバンバン入れていきたいです。

僕が会社に入った時、ベクトルが完全に自分に向いていて。どうやって会社を活用して、自分が飛躍していこうか考えていたんですよね(笑)

だって会社って最高じゃないですか。お金払ってくれて、責任取ってくれて(笑)

「会社を使い倒してやろう!」みたいな人がいいです。(笑)

その過程でマナー違反や不正をしたら駄目ですけど正々堂々と会社を踏み台にして欲しいです。良い意味でも悪い意味でも、自分主体の人がいいですね。働く理由は会社の為じゃなくていいんです。利己的でも会社の目指す方向と同じだったら。成長したいって自分に強くベクトルを向ける人を求めています。

珍しいスタンスですね。

そうだと思います。

我々は面接で志望理由を聞いていないんですよ。志望理由を聞いてもあんま意味無いので(笑)

自分を変えたいって情熱があればいいです。自分を変える過程で会社に愛情を持ってくれたら嬉しいですし、管理職や上位レイヤーになる人材は勿論、ベクトルは自分以外にも向ける必要があるので求める能力やスタンスは違います。

20代の人は会社というリソースを活用して自分が成長する!という気持ちの方が伸びると思います。

セカツクに興味のある人へメッセージをお願いします。

「仕事で何か成果を出していきたい」「証明していきたい」と思っている人と働きたいですね。

仕事って人生を豊かにするツールだと思っているので、それを思い切り活用して楽しみたい人と働きたいなと思います。

※1 自社サービスを見込み客に売り込むこと

※2 見込み客

※3 見込み客に対して、電話などを利用して非対面で行う営業

※4 顧客が抱える問題を自社のサービスで解決するビジネス

※5 ここでは商材の販売のことを指します

※6 業務過程の一部を外部に委託すること。ここでは見込み客の獲得、商談の設定代行のことを指します

※7 見込み客

※8 BPOとSaaS(ソフトウェアやサービスをクラウド上で提供するサービス)をかけあわせたようなもの。業務過程の一部をクラウドにて運用するサービス

※9 企業同士が連携すること。業務提携など