展示会への出展は、対面で新規の見込み顧客を獲得できる貴重な機会として、改めて注目を浴びています。コストを投資して出展するからには、それ以上の結果を求める企画担当者も少なくないでしょう。

　加えて対面でのコミュニケーションが減少している昨今の情勢もあり、アテンドのプロフェッショナルとしてイベントコンパニオンを検討している企業が増えています。コンパニオンを活用すれば、見込み顧客との接点や名刺獲得数のアップに加えて、自社ブースに華やかな印象を与えられるのもメリットです。
　ただ検索をすれば分かる通り、キャスティング会社は全国に数多く存在しているため、どこに依頼すればいいか悩んでしまいますよね？

　そこで今回は、イベントコンパニオンを活用する際に押さえたいポイントを踏まえて、展示会に合ったキャスティング会社を比較したいと思います。また展示会に営業のプロフェッショナルを派遣する新たな手法、名刺獲得代行サービスについても紹介します！

選び方のポイント

●展示会の目標を詳細に設定する

展示会に出展する最大の目的は、製品やサービスの新たな見込み顧客の獲得です。
しかし最終的なゴールをどのように目指すのか、その道筋において展示会をどの位置付けにするかは企業によって異なるでしょう。
新製品の認知拡大をするのと、既存製品を別の切り口で拡販するのでは、プロモーションの方法も変わってきます。
　まずは出展にあたり、細かい目標を社内およびチーム内で定めた後で、それに合わせてキャスティングするコンパニオンを選定していきましょう。

●コスト・費用対効果を考える

コンパニオン派遣の費用相場は、1日あたり25,000円といわれています。決して安くない金額なので、予算と相談をしながら活用方法を考える必要があります。
　ブースのコマ数に対して適切な人数を算定し、無駄なコストをかけないようにしたいですね。どれだけ見込み顧客の名刺を獲得できても、それ以上に費用がかかってしまったら本末転倒です。
　また当日に何が起きるか分からないため、不測の事態や問題が発生したときのバックアップ体制も確認しておくといいでしょう。提示されている費用内でどこまでサポートしてもらえるのか、事前に直接問い合わせるのもおすすめです。

●教育体制・実績

派遣されるコンパニオンは、依頼を受けた企業を代表して来場者とやり取りをすることになります。
もし製品の内容を把握していなかったり、来場者に失礼な態度を取ったりするとどうなるでしょうか。せっかくの顧客獲得のチャンスが、逆に企業のイメージダウンに繋がってしまうかもしれません。

　容姿が企業のイメージに合っているかはもちろん、丁寧な言葉遣い・現場でのコミュニケーション・ビジネスへの理解など、教育体制が整っているかもリサーチしておきましょう。WEBサイトに、展示会の支援実績が掲載されているかチェックしておくのもポイントですね。

●キャスティング業者の特徴を把握しておく

　展示会での実績だけではなく、そもそもどのような人材が所属している会社なのかも、選定の際に注意しておきましょう。派遣業者は展示会に特化しているわけではなく、さまざまなイベントにコンパニオンやモデルをキャスティングしているケースがほとんどですが、強みとしている領域は業者ごとに異なります。
　自社のイメージに合うかどうか、どのような支援を必要としているかを考慮して、キャスティング可能な人材を調べましょう。下調べを怠ってしまうと、望んだ結果が得られないどころか、間違ったイメージを社外に与えてしまうので気をつけたいですね。

展示会におすすめなコンパニオン派遣会社3選

　前章の内容を踏まえて、展示会におすすめのコンパニオン派遣会社を3社ピックアップしました。それぞれの特徴を比較しているので、業者選定の参考にしてみてください。

●株式会社ウィル

　本社は名古屋にありますが、東京や大阪でも派遣可能な企業です。展示会の支援実績があり、所属スタッフの優れた現場対応力を強みとしています。
　キャスティング事業の他に、イベント企画も業務としておこなっているので、出展する企業視点での提案を期待できますね。

●トータルブレーン

　イベントプロモーションやスペースプロデュースを手がける、総合プロモーション企業です。年間2000件を超える支援で培った組織力が特徴的で、首都圏エリアと全国7大都市を中心に人材ネットワークを展開しています。
　Japan IT WeekやSEMICON Japanをはじめ、数多くの展示会にて実績があるのも注目ですね。

●株式会社フェアリィ

　イベントコンパニオン・MC・ナレーター・モデルなど、幅広いジャンルでキャスティングできる人材が所属しています。設立から30年以上、長年キャスティング業界でイベントを支援してきたキャリアが最大の特徴です。
　企業のWEBサイトに、コンパニオンスタッフのプロフィールが詳細に記載されており、展示会の実績有無について確認できるのも要チェックです。

まとめ

コンパニオンを上手に活用すれば、ブースを華やかにしたり、企業のイメージアップに繋がったりと、展示会を成功させる可能性がアップします。ただ費用・時間をかけて出展するからには、受注という目に見える結果が欲しいですよね。
そのためにはただ来場者の名刺を獲得するのではなく、製品・サービスに興味を持ってもらうことが重要になってきます。

　そこで最後におすすめしたいのが、展示会名刺獲得代行サービスです。営業代行事業で培ってきたセールス能力を最大限に活かして、受注に繋がる名刺獲得を実現できます。
営業のプロフェッショナルに現場を任せて、より利益に直結する展示会を企画するのはいかがでしょうか？