オンラインによる商談が増加傾向にある昨今、一方で対面での新規顧客開拓の機会が改めて注目を集めています。
 中でも展示会は、すでに課題を抱えている見込み顧客と多く接点を創出できるので、出展を検討している販促・マーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか?
 ただ、いざ出展をしようとすると、出展費用やブースの施工費など出費が嵩んでしまい、結果的に赤字になってしまう可能性もゼロではありません。

 そこで今回は、展示会出展の経費を補填できる、補助金や助成金についてまとめてみました。
 また赤字のリスクを回避するだけではなく、展示会出展の効果を最大化するために、現地での名刺獲得をプロフェッショナルに任せる名刺獲得代行サービスについても紹介します。
(※補助金・助成金の情報は2023年11月時点の内容になります。)

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補助金と助成金の違い

 補助金と助成金は、国や地方団体、民間企業が法人・事業団体向けに支給する点で共通していますが、厳密には違いがあります。
 まずは双方の特徴を把握した上で、自社にとって必要な制度を考えることをおすすめします。

●補助金とは

 国が主宰する補助金の場合、主に経済産業省が管轄になります。
補助対象となるのは、ビジネスに関わる新規事業の立ち上げや新製品の研究開発費用です。定められた条件を基に申請をするのですが、審査が必要で落ちることが多いのも特徴です。

●助成金とは

 一方助成金では、国での管轄は厚生労働省がメインになります。助成の対象はビジネスの推進よりも、従業員の雇用や労働体制の改善といった、社内の職場環境を整備することが多いようです。
 審査はありますが、一定の募集要件を満たせば基本的に支給されることもポイントですね。

全国で活用可能な補助金

●小規模事業者持続化補助金

 小規模事業者を対象とした、販路拡大業務効率化の経費を補助するための制度です。

 ・受付期間(14回):2023年9月12日〜12月12日
 ・補助率:2/3
 ・補助上限額:50万円(条件付きの特別枠では最大200万円)
 ・対象:宿泊・娯楽・製造業など従業員数20名以下
     商業・サービス業は従業員数5名以下
 ・備考:展示会出展の他にも、広報費やウェブサイト関連費も補助対象
 ・公式サイト:https://s23.jizokukahojokin.info/

●共同・協業販路開拓支援補助金

 地域経済に貢献する中小企業・小規模事業者が協力して、販路拡大を目指す取り組みを支援する団体向けの制度です。

 ・受付期間(第8回):2023年9月29日〜11月30日15:00
 ・補助率:経費区分によって異なる(定額or2/3)
 ・補助上限額:1申請者あたり、1公募回につき 5000 万円
 ・対象:商工会や商店街、中小企業団体などの地域振興等機関
 ・条件:事業効果の広がりが期待できる・持続可能である・ワンストップである
     以上3点を満たすこと
 ・備考:展示会以外に、物販会や即売会向けの催事販売型や、販売促進の拠点や仕組みを構築するためのマーケティング拠点型がある
 公式サイト:https://www.shokokai.or.jp/kyodokyogyo/

●事業再構築補助金

 感染症拡大の影響により経営状況が悪化してしまった中小企業に対して、アフターコロナの経済に対応するための新規事業立ち上げ事業再編を支援する制度です。

 ・受付期間(第12回):未定(第11回締切済み)
 ・補助率:上限額が上がるにつれて3/4、2/3、1/2と遷移
 ・補助上限額:申請枠によって異なり、1500万〜5億円
 ・条件:認定経営革新等支援機関が確認した事業計画書・申請枠ごとに設定された付加価値額の増加(申請する枠によって別途条件あり)
 ・備考:展示会については広告宣伝・販売促進費として計上可能で、その他建物改修、機械・装置導入、運搬などの経費も対象。
 ・公式サイト:https://jigyou-saikouchiku.go.jp/koubo.html

●ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

 中小企業・小規模事業者向けの、働き方改革インボイス導入などの社会変化に合わせた、サービス開発・生産プロセスの改善のための設備投資を支援する制度です。

 ・受付期間(17次):未定(16次締切済み)
 ・補助率と補助上限額:
  【通常枠】        100万〜1250万円 1/2or2/3
  【回復賃上げ・雇用拡大枠】100万〜1250万円 2/3
  【デジタル枠】      100万〜1250万円 2/3
  【グリーン枠】      100万〜4000万円 2/3
  【グローバル市場開拓枠】 100万〜3000万円 1/2or2/3
 ・対象:条件に基づいた3〜5年スパンの事業計画を策定・実行することが必要
 ・備考:展示会向け活用できるのはグローバル市場開拓枠で、海外展開を目的とした広告宣伝・販売促進費として計上可能
 ・公式サイト:https://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html

東京都で活用可能な助成金

●展示会出展助成事業

 BtoB製品・サービスを扱う都内中小企業の展示会出展費用を助成する制度です。

 ・受付期間(第9回):12月1日〜12月20日
 ・受付期間(第10回):1月5日〜1月22日
 ・助成率:2/3以内
 ・助成上限額:150万円
 ・対象:直近決算期の売上高が前期より減少している、もしくは損失が発生している企業
 ・備考:対面によるリアル展示会だけではなくオンライン展示会にも適用可能で、モール型ECサイトに出店する初期登録費用も一部対象になる
 ・公式サイト:https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/r5tenjikai.html

大阪市で活用可能な補助金

●大阪市新規展示会誘致助成事業補助金

 市内の商取引活性化を目的に、展示会を主催する法人・団体を補助する制度です。

 ・受付期間:2023年7月18日〜2024年1月31日(先着順)
 ・補助率:1/2まで
 ・補助上限額:1000万円
 ・対象:過去5年以内に大阪市内で開催していない、初回から2回を市内で開催するなどの条件を満たした事業
 ・備考:会期や会場面積にも条件あり
 ・公式サイト:https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000590845.html

まとめ

 補助金や支援金をうまく活用すれば、想定していた予算よりも出費を抑えて展示会に出展できるようになります。

 ただ予算以外にも、人的リソースの確保や現地でのノウハウなど、考えなければならないポイントが多くあるので、出展を躊躇ってしまう販促・マーケティング担当の方もいるかもしれません。
 そこで最後に、展示会場でのブース誘導や名刺獲得をプロフェッショナルにお任せできるサービス、メイカクを紹介します。

 メイカクでは展示会来場者の名刺獲得からフォローアップコールまで、ワンストップで対応可能なサービスです。
 主な特徴は以下になります。

・BtoB営業の経験豊富な営業マンによる、獲得名刺枚数の最大化(150%~200%UP)
・テレマーケティング事業で培ったノウハウを基に、フォローコールでの早期商談化(リスト母数に対して10%~15%)
・ご要望に応じて名刺情報のデータ化も可能


補助金と支援金で支出を抑えて、名刺獲得代行サービスを活用して展示会の出展効果を最大化していきましょう。

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