WEBマーケティングが主流となりつつある昨今、展示会はオフラインで新規顧客を獲得できる数少ないマーケティング手法として、改めて注目を集めています。
　コストをかけて出展するにあたって、費用対効果を得るためにこれまで多くの企業が採用してきたのがイベントコンパニオンです。
　ただ「餅は餅屋」という諺にもあるように、より営業に特化したスタッフに現場を任せたいと考えている展示会担当者もいるのではないでしょうか？
　そこで今回は、コンパニオンに代わる展示会プロフェッショナル集団として認知を広げている、名刺獲得代行についてご紹介します。
　獲得できる名刺数の大幅アップはもちろん、アフターフォローによって新規の顧客接点を効率的に創出できるので、名刺獲得代行はおすすめのサービスです。

名刺獲得代行とは

名刺獲得代行とは、展示会での名刺交換から名刺獲得後のフォローまでを、一気通貫で請け負う展示会営業支援サービスになります。
どのような内容なのか、いくつか代表的な特徴を見ていきましょう。

●細かいニーズの確認が可能

たとえ見込み顧客が増えたとしても、展示会後に適切なアプローチができなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
名刺を交換するだけではなく、営業のプロ目線で相手のニーズを確認できるため、リードの精査がしやすいのもポイントです。

●イベントコンパニオンとの違い

イベントコンパニオンも声かけ・集客のスペシャリストとして知られていますが、名刺獲得代行はその能力に加えてBtoBマーケティングや営業ノウハウを持っているので、さらに結果にコミットできます。
派遣されるスタッフは営業全般を代行する事業の一環で展示会を支援しているため、案件を成約に導くプレ商談のような対応が可能です。

展示会出展の効果を最大化できます

前章でお伝えしたように名刺獲得代行は、モノを売るスキルを持った人材を展示会向けに特化してチューンアップしたサービスになります。ではコンパニオンを活用するより費用対効果を得られるのには、具体的にどのような理由があるのでしょうか？

●リード母数が純粋に増加

まず真っ先に挙げられるのが、単純に名刺獲得数がアップすることです。
先述した通り営業のプロとして目標枚数にコミットするため、導入されたほとんどの企業でこれまでの実績を大きく上回る結果を残しています。

●プロ目線でのフィードバックとアフターフォロー

獲得した名刺を最大限活用するべく、名刺獲得代行では現場で得た情報を、要点別にまとめてフィードバックできます。またコンパニオン業者との違いとして、アフターフォローが充実していることもポイントです。
獲得した名刺の情報を基にフォローコールを実施できるので、見込み顧客の詳細な精査や具体的な商談化に繋げられます。

●社内リソースを抑えられる

オンラインでの商談が増加したことにより、対面での営業活動を苦手とする若手社員についてお悩みの営業責任者の方もいるのではないでしょうか。
自社の人材を展示会場で起用するために別途教育が必要なら、目に見えない人件費などのコストが嵩んでしまいます。名刺獲得代行では、これらの手間やコストを抑えて、プロの人材に現場を任せられるのも強みといえますね。

名刺獲得代行の選び方

それでは最後に、名刺獲得代行業者を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

●費用

たとえ成果が得られても、それ以上にコストがかかってしまったら本末転倒です。まずはどれくらいの費用がかかるかを把握して、それに対してどれだけの結果が見込めるのかを判断する必要があります。
また固定費や変動費・単発で利用可能かなどの料金体系も要チェックですね。

●実績

依頼する業者が実際に結果を残しているかどうかも、業者選定で注意するべきポイントです。商談時に直接聞くのも良いですが、HPの事例ページがあれば事前にリサーチするといいかもしれません。

●アフターフォロー

業者によっては、展示会当日のスタッフ派遣のみ対応しているケースもあります。それではイベントコンパニオンとあまり変わらないので、あまりおすすめできません。出展の効果を最大化させるためには、獲得した名刺をどれだけ有効活用できるかが重要になります。
名刺のデータベース化・展示会実施後の電話によるフォロー・商談化へのトスアップなど、受注に繋がるアフターフォローがどれだけ充実しているかも確認しておきましょう。

まとめ

営業のプロフェッショナルである名刺獲得代行サービスを活用すれば、イベントコンパニオンでは実現できない、成約や受注を見据えた新規顧客の創出が可能になります。
さらに教育コストや人件費などの社内リソースを抑えながら、営業のプロに現場を任せて、実施後のフォローまでできるのも魅力的ですね。
展示会の費用対効果を最大限にするために、名刺獲得代行を検討してみるのはいかがでしょうか？