既存の営業活動を、電話やメールで機会創出を担当するインサイドセールスと、商談から成約までを担当するフィールドセールスに切り分け、業務効率化を図る企業が近年増えています。
　しかし新たにインサイドセールス部門を立ち上げようとすると、コスト・リソース・ノウハウなどクリアしなければならないハードルが多く、躊躇している営業責任者の人も多いのではないでしょうか？
そんなお悩みを解決する手段として注目されているのが、まるごと業務をアウトソースできるインサイドセールス代行サービスです。
　とはいえこれまで外注を経験していない企業にとって、代行サービスの内情が分からないと外部に仕事を任せられないと思います。
　そこで今回は、インサイドセールス代行サービスを活用するメリットとデメリットを、分かりやすく解説します。

インサイドセールス代行サービスのメリット

●業務に特化したプロフェッショナルな人材を確保できる

　代行会社の多くはインサイドセールス業務に特化しており、高い営業スキルをもつ人材が在籍しています。
　また多種多様な業種を支援しているため、ノウハウやデータが豊富に蓄積されているのも魅力的ですね。

●人材不足を解消できる

　インサイドセールス部門を運用する際のお悩みとして、よくお伺いするのがシンプルな人的リソースの不足です。
　代行サービスでは迅速に人材を増員可能なので、これまで人員が足りず実現できなかった施策や新規戦略を実行できます。

●不要なコストを抑えて商談数アップ

　社内でセールススキルに長けた人材を増やすためには、採用・育成の時間や人件費といったコストがかかってしまいます。
　インサイドセールス代行サービスを活用すれば、これらのコストを削減しながら効率的に商談数をアップできます。
　さらに営業のプロフェッショナルによる手法を社内に取り入れることで、既存営業部門の能力底上げや、モチベーションの向上に繋げることも可能です。

●具体的な商談に注力可能

　インサイドセールスの役割は見込み顧客との新規接点を作ることなので、実際の商談とは異なるスキルが必要です。
　代行会社にインサイドセールスの業務をすべて任せてしまえば、成約や受注に向けた具体的な商談に注力できるため、社内のリソースを分散させることなくフィールドセールスに注力できます。

インサイドセールス代行サービスのデメリット

●レスポンスのスピードが遅くなってしまう

　日々の営業活動において、スピーディな連絡は必要不可欠です。外部にインサイドセールス代行会社を利用すると、どうしても自社内製よりも連絡が取りづらいことがあります。
なので業者選定の際に、連絡体制がどのようになっているかを事前に確認しておくと良いでしょう。

●コミュニケーション不足で営業方針に相違が生じる

　インサイドセールス代行サービスでは施策を始める前に、必ずアポイントの条件を取り決めるのですが、時間が経つにつれて条件が曖昧になったり少しずつズレてしまったりすることがあります。
　定期的なミーティングや日々の稼働報告で、アポイントの内容を常に見える化できるかどうかはチェックしておきたいポイントですね。

●料金体系によっては費用掛け捨てのリスクがある

　インサイドセールス代行サービスの料金体系には、大きく成果報酬型・固定費型・ハイブリッド型があるので、外注する理由や目的を明確にして、内容に合った代行会社を選びましょう。
　アポイント数を増やすことが目的なのに固定費型のサービスを選んでしまうと、コストだけ嵩んでアポイントが獲得できないこともあるため注意が必要です。

●情報漏洩の危険性

　アウトソーシングサービス全般にいえることですが、社内の営業戦略や見込み顧客の情報などを共有するため、情報漏洩の危険性はどうしても存在します。
　リスクを軽減するためにセキュリティが強固な代行会社を選びたいなら、その企業の導入事例を見ることをおすすめします。
　代行会社の実績に有名な大手企業があれば、安心して任せられる基準になるといえるでしょう。

こんな悩みがあったらインサイドセールスの外注を検討しよう

　これまでインサイドセールス代行サービスのメリットとデメリットをお話ししましたが、そもそも自社で外注が必要かどうか迷っている営業担当の人もいることでしょう。
　今章では問題解決に代行サービスが活用できそうなシチュエーションを、シーン別にいくつか紹介します。

●新規事業の立ち上げ

　新規事業を立ち上げる際、軌道に乗るまでのスピード感は非常に重要です。そのため必要 なのは、人的なリソースと新規事業向けのアプローチ戦略です。
　しかし人材確保はもちろん、新たな戦略を考えるためのデータを収集するには多大な先行投資と時間がかかってしまいます。
　インサイドセールス代行サービスでは、これらのコストを抑えた迅速な事業立ち上げをサポート可能です。

●アウトバウンドのノウハウが不足している

　既存顧客からの紹介やWEBマーケティングなどのインバウンドのみで最低限の売上を立ててきた企業が、さらなる事業拡大のためにアウトバウンド施策を検討するケースも少なくないでしょう。
　ただアウトバウンドが未経験の状況で、いきなり自社内製で取り組むのはリスクがあります。
　この場合もインサイドセールスのプロフェッショナルである代行会社に任せるのは、有効な手段になりますね。

●見込み顧客の母数を増やしたい

　営業戦略が固まり受注への道筋が立てられた後、リードの母数を増やしたいけれど社内の人材が不足して苦労した経験はありませんか？
　インサイドセールス代行会社には即戦力になるスタッフが多く在籍しているので、集中的に見込み顧客を増やしたいときにも役立ちます。

●必要な営業リソースが時期によって異なる

　SaaS系のサービスをはじめとした月額制サービスが主流になる中、新規営業よりもカスタマーサクセスを重視している企業が増えています。
　その場合、常に新規顧客開拓が必要になるとは限らないので、人員割り当てにお悩みの管理者もいることでしょう。
　繁忙期や新規サービスを展開するときだけアウトバウンドの営業担当が欲しい場合も、インサイドセールス代行サービスを検討するタイミングですね。

まとめ

　うまく活用すれば新規事業や新商品だけではなく、伸び悩んでいる既存サービスの改善にもコミットできるインサイドセールス代行サービス。
　メリットに加えてデメリットも紹介しましたが、すべての代行会社に当てはまる訳ではありません。
　インサイドセールス代行会社も数多くありますので、資料を取り寄せたり詳細を問い合わせたりするときに、上記の懸念点をしっかりと確認して自社にあった会社を選べば、より成果に繋がる関係が築けるでしょう。

　ちなみに株式会社セカツクでは費用掛け捨てのリスクを抑えた、ハイブリッド型の料金体系を採用しており、迅速かつ柔軟な対応力を評価いただいております。

また、

・500社以上の支援経験により培ったインサイドセールスメゾット
・受注をゴールに定めたリスト作成
・自社独自システムを活用した稼働報告およびスケジュール管理で認識齟齬を軽減
・最短1か月からご利用できるリスクを抑えたプラン構築

で、インサイドセールスや営業にお悩みの担当者様にお力添えできる体制をとっております。
　外注先をどこにしようか迷っている方は、ぜひ一度セカツクのキーマンリーチを検討してみてください！